東京芝2400mの特徴を徹底解説!

ここでは東京芝2400mの特徴を解説します。

コース形態

東京競馬場の芝コースは一周が2,000m超。非常に広いコースです。
起伏はありますが、坂はなだらかで、高低差はせいぜい2mです。ほぼ平坦と言って良いでしょう。

ご覧の通り、芝2400mはスタンド前直線のやや4コーナー側からスタートします。
最初の1コーナーまでは約350m。先行力があれば外枠でも難なく位置が取れます。
コーナーを4つ回って、最後の直線は約525m。
広いコースなので紛れは多くありません。

コースの特徴

まずコース形態の特徴は、3コーナー側の向こう正面に起伏があることがあげられます。
ここでペースが落ち着いて、直線の瞬発力勝負になるということもありますし、ペースがそれほど落ちなければ持久力勝負の様相を呈します。
というのは極端ですが、意外とレースが動くポイントでもあります。
この辺って映像だと分かりにくいですよね?カメラのポイントが良く切り替わるというか。

直線は残り300m地点にかけて高低差2mの坂があります。まあ、近年、普通は瞬発力勝負になります。

過去の重賞の特徴

日本ダービー、オークス、ジャパンCと3つのGIが行われます。あと、GIIの青葉賞ですね。
過去5年の勝ち馬を見てみましょう。

まず注目すべきは時計です。特にここ4年は良馬場なら2分24秒台以下で決まることが多いですし、18年のジャパンCは2分20秒6のレコードが記録されています。
あと、意外と先行馬が残っていることにも注目です。ここ4年、19・20年のオークス以外では4角6番手以内の馬が制しています。

要するに近年は前有利です。

その他クラス別の特徴

2020年1月~2021年2月に行われた、東京芝2400mの1~3勝クラスの勝ち馬を見てみましょう。

馬場状態とかいろいろ違いはあるのですが、明確な傾向は「上がるが使える馬」で、かつ「先行馬」が勝っているということです。
上がりは34秒台前半くらいは使いたいものですね。


そして、昨年4角10番手以下から差し切ったのは1頭だけです。
以前は直線で内外に広がってヨーイドンという競馬もしばしばありましたが、近年は基本的に前目で立ち回って切れ味のある馬が優勢です。

2016年1月~2021年2月に行われた、東京芝2400mの1~3勝クラスの血統データはこんな感じです。やはりディープインパクト産駒は強いですね。
意外と(?)オルフェーヴル産駒の好走は少ないです。
とにかく主流の中・長距離血統が優勢です。

ちなみに、未勝利だとこんな感じです。さっき「オルフェーヴル産駒の好走は少ない」と言いましたけど、これから増えてくるかもしれないですね。あと、キズナ産駒、エピファネイア産駒もこれから幅を利かせてくるかもですね。

特注の馬(騎手、脚質、枠etc)

2011年1月~2021年2月に行われた、東京芝2400mの成績をいろんな角度から調べました。

騎手

C.ルメール騎手は連対率46.4%です。こりゃ凄い。もう無条件で軸で良いんじゃないでしょうか?笑

枠順はこんな感じです。若干内有利というところでしょうか。特に上級条件では内枠有利の傾向になります。しかし、外枠だからって嫌われている馬は妙味が出るかもしれません。2018年日本ダービーのワグネリアンなんてまさに外枠で嫌われた一例ですよね。外枠だからって極端に嫌う必要はないと思います。

以上です。なぜか皐月賞の中山芝2000mより前に東京をやってしまいました。次は中山芝2000mにします。よろしくお願いします!

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